本年も無事終了

 毎年のことですが、12月は怒涛の如く過ぎ去っていきます。今日が今年の最終運行日となりました。今年も1年間、無事故で無事に仕事を全うできて、良かったです。
 ご利用いただいた皆様、いつもご依頼くださる病院や施設の担当者様、誠にありがとうございます。


 今月は退院、転院のご依頼が多くありました。12月のいつもの傾向ではあります。

 その中で印象に残ったお客様は、車のブレーキとアクセルのペダル踏み間違いで自損事故をおこしてしまったお爺さんです。

 病院へお迎えに伺ったら、ご家族とともに看護士さんから薬や書類など退院時の説明を受けておられました。説明を待っていると、ご家族のお一人が挨拶に来られたので、どういう症状で入院されていたのか質問しました。すると・・・
 実はすごい事故をおこしましてね・・・とご家族さんがスマホから写真を数枚みせてくださって、事故の様子を教えてくださいました。道路から左折して立体駐車場に入ろうとした時、ペダルを踏み間違えて、グンと加速してしまい、駐車場の柱に右のタイヤからガツンと当たって、ハンドルで弾かれて右手首を骨折、顔はハンドルに、頭はフロントガラスに当たったようで、前歯が数本ぬけて裂傷もひどかったそうです。車は右前が大破、右タイヤはあらぬ方向を向いてました。リヤバンパーの底にも擦り傷があったので、アクセル踏み込んで、フル加速してウィリー状態だったのでは?と推察されていました。
 その時、39℃ほどの高熱で、しんどいけど病院へ行かねば、とお爺さんお一人で車を運転して向かっていたそうです。シートベルトを着用していなかった事もあり、顔や頭もケガしてしまったようです。これだけ酷い事故をおこしてしまったけど、誰もケガさせず、立体駐車場の柱を傷つけただけで済んだのが奇跡的だ、とご家族さんはおっしゃってました。

 病院から施設へ搬送中の車内での会話をお聞きしていると、お爺さんご本人は、自分がおこした事故の大きさを認識されておらず、まだ車を運転できる、と考えておられたようです。警察署から免許返納を打診されていて、ご家族さんもそれに従うよう言い聞かせておられました。

 高齢ドライバーのペダル踏み間違いによる事故のニュースは、当たり前のように日々流れてきますが、事故をおこした方に乗っていただくのは初めてでした。このお爺さんは独居で介護サービスも不要な方だったので、体調不良でもご自分でなんとかせねばならなかったようです。ご家族が近くにおられない場合で、ご近所付き合いも薄くなっている方だと、本当に難しい状況になってしまいます。このような方を地域で見つけて、どう見守っていくのか、大きな課題だと感じました。

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