怒っても、ねぇ・・・
とあるショッピングモールの駐車場で、診察帰りの方の連絡を待っていたところ・・・ケアマネさんから電話が入りました。
『今から〇〇病院へお迎え行けますか?退院の準備に時間がかかって、予約していた介護タクシーのドライバーさんがもう待てない!と怒って帰ってしまったそうなんです。。。』
詳細をお聞きすると、退院に時間がかかってしまったのは、病院の不手際だったそうです。予定より30分ほど遅くなってしまった、と。
たまにある緊急事態ですね(~_~;)
でも、待つのも仕事なのが介護タクシーです。市内の同業者たちで、待たされて怒って帰ってしまうようなドライバーは、、、まず居ないですね。内心、怒ってるかもしれないけど、帰りませんよ(^^;)
待たざるを得なくなったら、そのあとの予約に影響ある場合、仲間に連絡とって、代わりをお願いします。誰か助けてくれる同業者がいます。そこは、お互い様なのです。
通常、病院から退院の時、病院が介護タクシーを手配します。しかし、今回、介護タクシーを予約したのは、ご家族さんでした。介護タクシーの利用は初めてとのこと。
一般タクシーと介護タクシーの両方を運行している会社に依頼されていました。車イスが必要だけど、病室へお迎えに来てくれない会社でした。車イスを用意して病院玄関で待機、ご家族は病棟の車イスで玄関まで降りていくつもりでした。これは大変です。
そして、もう一つの問題は、リクライニング車イスが必要だったことです。ご家族は、普通の車イスでもなんとかなると思われていたようですが、病棟の看護士さんたちは、リクライニング車イスでお迎えに来てもらえるもの、と思っていたようです。この見解の相違も、退院にお時間がかかった理由かもしれません。
ということで、お電話いただいてから、急遽車庫へ戻り、リクライニング車イスを積み込んで病院へ急行です。
無事にリクライニング車イスに移乗していただき、病室を出れたのは当初予定の退院時刻から1時間以上経過していました。ご家族さんは、ほっと一息、安心されていました。『もう今日は退院できないかも?』とも思っておられた様子。
ご自宅までは10分少々でした。ご自宅へ到着すると、息子さん達も待っておられました。ご自宅玄関からベッドまで、バスタオルを使って男3人で搬送いたしました。無事にベッドに横になられて、こちらも肩の荷がおりました。
『初めに頼んでたとこやったら、ここまでしてもらえへんかった』と、感謝して頂いたのですが、介護タクシーを専業でやっている業者であれば、これぐらいは当たり前でございます(^O^)/
病院のベッドからご自宅や介護施設の居室ベッドまでお送りするのが我々の仕事です。多少の無理も対応いたしますよ♪
0コメント